kanpou.html
★ご注文・お問い合わせ先メールアドレス: junkosynap@yahoo.co.jp (担当:鈴木)★


☆生薬の学名&効能+原産など☆

漢方研究会2008年仕様 Tシャツの背面にシルクスクリーンで手刷りした生薬の学名と効能です。
ご参考までに〜。
・・・さ〜て、Tシャツに入っている生薬はどれでしょうか〜?
   絵の中には5種類、ラベルの染め用には2種類ありますぞ〜。(⇒正解は文末に!)


科名: 麻黄科
麻黄
原産: 中国
用途: 砂漠や乾燥した山地に自生する低木。茎葉を乾燥させたものが生薬の麻黄で、中国から輸入されていました。エフェドリンを含有し、喘息薬の原料とされ、漢方では解熱などに用いられます。
学名: Ephedra sinica Stapf.

科名:ショウガ科
鬱金
原産: インド原産
用途: 根茎にはクルクミンを含み健胃に用いられます。英名をターメリックといって、主にカレー粉の原料として、また食品色素として料理にも用いられます。
学名: Curcuma domestica Valeton

科名: シソ科
生薬名: ソヨウ(蘇葉)・ソシ(蘇子)
漢字表記: 紫蘇
原産: ヒマラヤ・ビルマ・中国原産
用途: 梅干しや漬物などの着色料に利用される一年草。葉の両面が濃紫色で、種子は七味唐辛子などに使われる。赤く染まるのは酸によるものです。
学名: Perilla frutescens Britton var.crispa Decne.

科名: シソ科
青紫蘇
原産: 中国
用途: 中国南部原産で、古い時代に飛来した一年草の栽培植物。葉を天ぷら・薬味・刺身のつまなどに、種子の油は灯火用として利用されていた。魚による中毒には種子を、不眠症・リウマチ・神経痛などには葉を煎じて服用します。
学名: Perilla frutescens Britton.
var. crusoa Deane. f. viridis Makino
科名: バラ科
キョウニン(杏仁)
漢字表記: 杏
原産: 中国原産
用途: 熟した果実には酸味があるので、生食よりもジャムや干しアンズにして利用します。種子に含まれる杏仁水や杏仁油は咳止めなどに用います。
学名: Prunus armeniaca L. var. ansu Maxim.

科名: メギ科
インヨウカク(淫羊カク)
漢字表記: 錨草
原産: 中国;中部原産
用途: 常緑の多年草ですが、日本では冬に枯れることがあります。花は穂上で、葉は皮のように堅く厚くなっています。イカリソウ同様、葉をインヨウカクとして、強壮・利尿などに用います。
学名: Epimedium sagittatum Maxim.

科名: ギンナン科
ギンナン
生薬名: ギンキョウ(銀杏)
漢字表記: 銀杏
原産: 中国原産
用途: 神社やお寺には、よく巨木が見られます。種子を炒って食用にしますが、民間では夜尿症に用いられていました。皮膚が弱い人はかぶれに注意が必要です。
学名: Ginkgo biloba L.

科名: セリ科
別名: フェンネル
生薬名: ウイキョウ(茴香)
漢字表記: 茴香
原産: 南ヨーロッパ・西アジア原産
用途: 胃の働きをたかめ、腸内にたまったガスを排出する駆風作用があります。ヨーロッパでは、フェンネルとよび、お菓子やピクルスなどの香味料として用いられます。また、胃腸薬にも利用されています。
学名: Foeniculim vulgare Mill.

科名: チンピ(陳皮)
漢字表記: 温州蜜柑
原産: 日本
用途: 日本の温帯で栽培される代表的な柑橘類で、常緑の小高木。果実は生で食べますが、果皮を乾燥させて生薬の陳皮とし、咳止め・健胃などに用います。七味唐辛子やお屠蘇にも配合され、入湯料にも利用されます。
学名: Citrus unshiu Marcov.

科名: バラ科
生薬名: サンザシ(山査子)
漢字表記: 山査子
原産: 中国
用途: 庭木として栽培される落葉低木。赤く熟した果実を乾燥させたものを山査子といい、漢方で健胃消化・解毒に用い、民間では血圧降下に用います。果実にはでん粉やたん白質の消化酵素を含み、胃腸の働きを助ける作用があります。中国にはこの果実で作った菓子が、デザートとして食されていま
学名: Crataegus cuneata S. et Z.

科名: ミカン科
生薬名: サンショウ(山椒)
漢字表記: 山椒
原産: 日本
用途: 生の葉や果実を、お吸い物・佃煮に用いるが食べすぎには注意が必要です。新芽は木の芽味噌に使います。果皮には辛味があり、香辛料として利用されています。
学名: Zanthoxyllum piperitum DC

科名: ヤマノイモ科
別名: ジネンジョ
生薬名: サンヤク(山薬)
漢字表記: 山芋
原産: 日本、中国
用途: 山野に自生し、ナガイモと区別するために自然薯「ジネンジョ」とも呼びます。この仲間は雌雄異株で、雄花穂は上向きに、雌花穂は下向きにつきます。夏に花が咲き、秋にはツル部分にムカゴができます。
学名: Dioscorea japonica Thunb.
科名: キク科
生薬名: シオン(紫苑)
漢字表記: 紫苑
原産: 日本、朝鮮半島〜シベリア、モンゴル
用途: 野菊の一種で、薬用として渡来しましたが、花が美しいので、庭によく植えられています。根茎・根をシオン「紫苑」といい、鎮咳・去痰などに用います。
学名: Aster tataricus L. f.
科名: ツツジ科
別名: シャクナゲ
生薬名: セキナンヨウ(石南葉)
漢字表記: 石楠
原産: 日本
用途: 本州中部の深山に自生する常緑低木。花は淡紅色で美しく、葉は光沢があります。葉はセキナンヨウ「石南葉」といい、利尿・強壮などに用います。
学名: Rhododendron degronianum Carr.
科名: ボタン科
生薬名: シャクヤク(芍薬)
漢字表記: 芍薬
原産: 中国;北部
用途: 立てば芍薬、座れば牡丹と、美人の例えに引用されます。ボタンは落葉低木で、シャクヤクは多年草です。根を月経不順や婦人病一般に用いられます。
学名: Paeonia lactiflora Pall.

科名: ラン科
別名: ホクロ
生薬名: -
漢字表記: 春蘭
原産: 日本
用途: 山野の林の中で自生する多年草。常緑の野生ランで蕾は食用に、ホワイトリカーにつけて花酒にしてもよい。花は塩漬けにし花湯として飲みます。
学名: Cymbidium goeringii Reichb. f.

科名: ショウガ科
別名: ジンジャー
生薬名: ショウキョウ(生姜)
漢字表記: 生姜
原産: インド原産
用途: 世界中の人々が身近に利用している香辛料です。健胃・発汗などに用いる他、パン・菓子・飲料にと幅広く利用されています。
学名: Zingiber officinale Rosc.

科名: サトイモ科
別名: ショウブ(菖蒲)
生薬名: ハクショウ(白菖)・ショウブ根(菖蒲根)
漢字表記: 菖蒲、石菖
原産: 日本 中国
用途: 山地の湿地帯に自生する多年草。根茎を乾燥して、鎮痛・鎮静・健胃に、また浴湯料として、腹痛・冷え性などに用います。葉の形状が剣に似ているところから邪気を払う意味で、端午の節句に葉を軒先にさして、ショウブ湯に入る風習が残っています。
学名: Acorus gramineus Soland

科名: トクサ科
別名: スギナ
生薬名: モンケイ(問荊)
漢字表記: 土筆
原産: 北半球;温帯
用途: シダ性植物の多年草。早春に出てくる胞子茎をツクシ、栄養茎をスギナと呼びます。スギナを乾燥させたものがモンケイ「問荊」で、利尿などに用います。
学名: Equisetum arvense L.

科名: アブラナ科
別名: ペンペングサ
生薬名: サイ(斉)
漢字表記: 薺
原産: 北半球の温帯
用途: 荒地や道端に自生する越年草。早春に白い小花が咲きます。果実は平らな三角形で、三味線のばちに似ているのでペンペングサの名前があります。全草を利尿・解熱・止血などに用います。春の七草の一つとして有名です。
学名: Capsella bursa-pastoris Medik.

科名: アブラナ科
別名: アブラナ・ナノハナ
生薬名: タネアブラ(種油)
漢字表記: 菜種
原産: ヨーロッパ〜アジア
用途: 古くから日本で栽培されてきました。果実から絞った油がナタネ油に、残りかすが肥料として利用されています。軟膏の基剤やオリーブ油の代用とします。
学名: Brassica campestris L. var. nippo-oleifera DC.

科名: クロウメモドキ科
別名: オオナツ
生薬名: タイソウ(大棗)
漢字表記: 棗
原産: 中国原産
用途: ナツメ「夏芽」の名前は、夏に芽が出ることに由来するようです。大棗はケイレンなどによる鎮痛を和らげるので、鎮痛剤として漢方で用いられます。
学名: Zizyphus vulgaris

科名: ユリ科
別名: フタモジ
生薬名: キュウハク(韮白)・キュウシ(韮子)
漢字表記: 韮
原産: 東アジア原産
用途: 種子「韮子」を漢方で強精・下痢止めなどに用います。強壮・強精・下痢止めには、葉を味噌汁・味噌和え・ニラ粥・ニラ雑炊にして食べるとよい。
学名: Allium tuberosum Rottler

科名: ユリ科
別名: -
生薬名: ヒル(蒜)
漢字表記: 大蒜
原産: 中央アジア
用途: 地中海原産といわれる多年草。肥大した鱗茎を、肉や魚の臭い消し・風味づけの薬味・香辛料として料理に用います。日本では、薬として古くから栽培されました。ニンニク酒を作って、疲労回復・健胃・整腸・発汗・冷え症などに用います。
学名: Allium sativum L.

科名: セリ科
別名: ミツバゼリ
生薬名: ミツバゼリ(三葉芹)
漢字表記: 三葉
原産: 日本
用途: 山林や湿地に自生する多年草。生の葉に塩を加え揉んで腫れ物に貼ります。全草を消炎・血行促進などに煎じて服用、山菜として食用にもします。
学名: Cryptotaenia japonica Hassk.

科名: メギ科
別名: -
生薬名: ナンテンジツ(南天実)
漢字表記: 南天
原産: 東アジア;温暖帯
用途: お祝いで赤飯を他家へ配るとき、ナンテンの葉をのあしらう風習があります。これは「難を転じる」の語呂合わせで、実は生の葉には防腐・殺菌作用を持つ成分が含まれています。
学名: Nandina domestica Thunb.

科名: ショウガ科
別名: ミョウガタケ
生薬名: ミョウガ(茗荷)
漢字表記: 茗荷
原産: 日本
用途: 和名は芽香「めか」がなまったといわれます。日陰でもよく生育する多年草で、昔は、作物ができないような日陰の土地の租税が免除され、そのような土地は茗荷谷と呼ばれたそうです。消化促進によいとされています。
学名: Zingiber mioga Rosc.

科名:ムラサキ科
別名: -
生薬名: シコン(紫根)
漢字表記: 紫根
原産: 日本、朝鮮半島、中国、北東アジア 用途: 半日陰の涼しい場所を好む多年草。花は白で全株に毛が生えています。根をシコン「紫根」といい、解熱・解毒・凍傷・やけどに、また、染料にも用いられます。
学名: Lithospermum officinale L. var. erythrorhizon Maxim.

科名: ラン科
別名: -
生薬名: ビャクキュウ(白及)
漢字表記: 紫蘭
原産: 日本、朝鮮半島、中国、台湾
用途: 紫色の花が美しいので、鑑賞用として庭に植えられます。白及には粘液質が多く、皮膚や粘膜を保護する作用があるので、胃潰瘍・腫瘍などに用います。
学名: Bletilla striata Rchb. f.

科名: トクサ科
別名: スギナ
生薬名: モンケイ(問荊)
漢字表記: 土筆
原産: 北半球;温帯
用途: シダ性植物の多年草。早春に出てくる胞子茎をツクシ、栄養茎をスギナと呼びます。スギナを乾燥させたものがモンケイ「問荊」で、利尿などに用います。
学名: Equisetum arvense L.

科名: ユリ科
別名: オオミラ
生薬名: ガイハク(薤白)
漢字表記: 辣韮
原産: 中国原産
用途: 和名のラッキョウ「辣韮」は辛いニラの意味です。酢漬けにして食用としますが、食欲増進には生食で、腹痛には刻んで、乾燥したものを煎じ服用します。
学名: Allium chinense G. Don

科名: リンドウ科
別名: -
生薬名: リュウタン(竜胆)
漢字表記: 竜胆
原産: 日本、朝鮮半島、シベリア
用途: 山野に自生する多年草。秋に濃い青色で、釣鐘状の花が咲きます。根茎をリュウタン「竜胆」といい、粉末にしたものを苦味健胃薬として服用します。
学名: Gentiana scabra Bunge var. orientalis Hara

科名: マンネンタケ科
別名: -
生薬名: レイシ(霊芝)
漢字表記: 万年茸
原産: -
用途: 日本では本州以南の広葉樹の根元や枯れ木に自生しています。漢方で不眠症・頭痛・疲労回復・気管支炎・関節炎などに用います。また、現在は免疫増強の効果が研究されています。
学名: Litchi chinensis

科名: ミカン科
別名: リモン・レモンジュ
生薬名: -
漢字表記: 檸檬
原産: -
用途: インド原産の常緑小高木。温帯地域では年中花が咲き、果実の収穫も連続して行われる。航海中のビタミン補給に用いられ、果汁に含まれるクエン酸には殺菌効果があるとされます。
学名: Citrus limon Burm.

科名: モクセイ科
別名: -
生薬名: レンギョウ(連翹)
漢字表記: 連翹
原産: 中国原産
用途: 3月から4月、葉に先がけ黄色の花が枝一杯に咲きます。挿し木で容易に増やせ、庭木としても植えられます。漢方で消炎・利尿・解毒などに用いられます。
学名: Forsythia suspensa Vahl.

科名: スイレン科
別名: ハチス
生薬名: レンニク(連肉)・レンコン(連根)
漢字表記: 蓮
原産: 東南アジア・中国原産
用途: 多年生の水生植物で、夏に白から淡紅色の花が咲きます。泥の中に伸ばした太い根茎がレンコン「蓮根」で、滋養強壮に用いるほか、野菜として食用します。
学名: Nelumbo nucifera Gaertn.

科名: ロウバイ科
別名: ロウバイ・カラウメ
生薬名: ロウバイ(蝋梅)・オウバイカ(黄梅花)
漢字表記: 蝋梅
原産: 中国原産
用途: 落葉低木で、庭木としてよく植えられています。1月から2月、葉に先立って香りのよい黄色の花が咲きます。花はオウバイカ「黄梅花」といい、麻疹・百日咳などに用いられていました。
学名: Chimonanthus praecox Link.

科名: キク科
別名: モチグサ
生薬名: ガイヨウ(艾葉)
漢字表記: 蓬
原産: 日本、朝鮮半島
用途: 餅草とも呼ばれ、若葉を草餅の材料にします。お灸の艾「もぐさ」の原料にもしますが、民間では腹痛・健胃・下痢止めに用いたり、浴湯料としても利用されます。
学名: Artemisia princeps Pamp.
科名: イチョウ科
別名: ギンナン 生薬名: ギンキョウ(銀杏)
漢字表記: 銀杏
原産: 中国原産
用途: 神社やお寺には、よく巨木が見られます。種子を炒って食用にしますが、民間では夜尿症に用いられていました。皮膚が弱い人はかぶれに注意が必要です。
学名: Ginkgo biloba L.

科名: モクセイ科
別名: -
生薬名: -
漢字表記: 銀木犀
原産: -
用途: 常緑の小高木で、白色の花が咲き芳香を放ちます。日本には雄株のみと言われています。花を乾燥させて熱湯を注ぎ、民間で歯痛の際のうがい液とします。
学名: Osmanthus fragrans Lour. var. fragrans Makino
科名: ケシ科
別名: ポピー・グビジンソウ
生薬名: レイシュンカ(麗春花)
漢字表記: 雛罌粟
原産: 南ヨーロッパ原産
用途: ポピーの名で親しまれている園芸植物で、麻薬を抽出するケシとは違います。ヨーロッパでは、乾燥した花を煎じて砂糖を加え、風邪などに用いました。
学名: Papaver rhoeas L.

科名: クスノキ科
別名: ローレル
生薬名: ゲッケイヨウ(月桂葉)・ゲッケイジツ(月桂実) 漢字表記: 月桂樹
原産: 地中海沿岸
用途: ギリシャ時代、枝で編んだ冠「月桂冠」は勝利の象徴とした。葉には芳香がありローレル・ベイリーフの名で香味料として利用されています。
学名: Laurus nobilis L.

科名: フウロソウ科
別名: -
生薬名: ゲンノショウコ(現証拠)
漢字表記: 現の証拠
原産: 日本
用途: 代表的な民間薬で、下痢どめの妙薬として重宝されています。現に効く証拠があるといわれ、ゲンノショウコの名がついたようです。
学名: Geranium nepalense Sweet. var. thunbergii Kudo

科名: キク科
別名: -
生薬名: ゴボウシ(牛蒡子) ・アクジツ(悪実)
漢字表記: 牛蒡
原産: ヨ−ロッパ
用途: 漢方では種子を利尿・浮腫・化膿止め・解毒に用い、ヨ−ロッパでは根を利尿・痛風などに用いられた。野菜として栽培されるが中国では食用としません。
学名: Arctium lappa L.

科名: ゴマ科
別名: -
生薬名: ゴマ(胡麻)
漢字表記: 胡麻
原産: アフリカ
用途: 昔から不老長寿の食物として愛用されてきた。油には血脈を丈夫にするリノール酸が多く含まれています。また、ビタミンEも多く含まれるので強壮にも良い。
学名: Sesamum indicum L.

科名: アブラナ科
別名: スズシロ
生薬名: ライフクシ(莱服子)
漢字表記: 大根
原産: 地中海沿岸
用途: 野菜として根を生食・漬物などに用います。根を摩り下ろし、消化不良・吐血・下痢に、乾燥した葉は冷え性・神経痛に、食中毒の腹痛には種子を用います。
学名: Raphanus sativus L.

科名: ユリ科
別名: ホクロ
生薬名: ダイヨウバクモンドウ(大葉麦門冬)
漢字表記: 薮蘭
原産: 日本 中国 用途: 林野の中の陰地に自生する多年草。花は上向きに咲き、実は緑色。秋に根を堀り乾燥し、滋養強壮・催乳・咳止めに用います。やぶに生えて、葉が蘭の葉に似ているのでヤブランと呼びます。漢方の要薬で、強壮・解熱・リウマチなどに用いられます。
学名: Liriope muscari Bailey

科名: オオバコ科
別名: オンバコ 生薬名: シャゼンソウ(車前草)・シャゼンシ(車前子)
漢字表記: 大葉子
原産: 東アジア
用途: 朝露などで吸水した種子から糊のような粘液がでます。動物の足や人の靴などに付着して運ばれるので、いたるところで繁殖しています。葉を利尿に、種子を鎮咳・去痰に用います。
学名: Plantago asiatica L.

科名: ドクダミ科
別名: ジュウヤク
生薬名: ジュウヤク(重薬・十薬)
漢字表記: 毒溜
原産: 日本、中国、東南アジア、ヒマラヤ
用途: 悪臭のする生葉を火であぶり、腫れ物などに外用します。乾燥させた葉「十薬」は臭みが消え、便秘や高血圧の予防に煎じてお茶代わりに用います。
学名: Houttuynia cordata Thunb.

科名: マメ科
別名: -
生薬名: カッコン(葛根)
漢字表記: 葛
原産: 日本、朝鮮半島、中国、台湾
用途: ツル性の多年草で、近くの植物を枯らすこともあります。夏に紫紅色の花が咲き、根を葛根湯として発汗・解熱などに用います。抽出したデンプンは葛湯や和菓子の材料として利用されています。
学名: Pueraria lobata Ohwi

科名: クスノキ科
別名: コガ・クスタブ
生薬名: ケイシ(桂枝)
漢字表記: 藪肉桂
原産: 日本 中国
用途: 日本から中国の海岸に近い暖地に自生する常緑高木。根皮はニッケイとして取り引きされましたが、樹皮にはニッケイのような芳香はありません。種子から取れる油脂はカカオ油の代用とされ、チョコレートや座薬に利用されていました。
学名: Cinnamomum japonicum Sieb. ex Nees.

科名: キク科
別名: -
生薬名: ホコウエイ(蒲公英)
漢字表記: 蒲公英
原産: 北半球;温帯〜寒帯
用途: 日本全国に自生している多年草。セイヨウタンポポは花の外側にある緑の総苞片がそり返っていますが、在来種はそり返らず上に向いています。
学名: Taraxacum platycarpum Dahlst.

科名: ウリ科
別名: -
生薬名: オウガコン(王瓜根)
漢字表記: 烏瓜
原産: 日本、中国
用途: 盛夏の日没後に開花するので花は人目につきにくいが、果実は晩秋に木の枝などで紅熟するので目立ちます。果汁をしもやけの患部に塗布します。
学名: Trichosanthes cucumeroides Maxim.

科名: キキョウ科
別名: -
生薬名: キキョウコン(桔梗根)
漢字表記: 桔梗
原産: 日本、朝鮮半島、中国
用途: 秋の七草の一つで多年草。根にはサポニンが含まれ、排膿・去痰などに用います。若芽を山菜として、また、韓国では根をトラジとよび食用にします。
学名: Platycodon grandiforum A. DC.

科名: キク科
別名: リョウリギク
生薬名: キクカ(菊花)
漢字表記: 菊
原産: 中国
用途: 中国から薬用として伝来した多年草。秋に花が開花し、観賞・料理に用い、乾燥したものが菊花・菊のりで、めまい・耳鳴り・腰痛・咳止めなどに用います。
学名: Chrlysanthemum morifolium Ramat.

科名: モクセイ科
別名: モクセイ
生薬名: モクセイ(木犀)
漢字表記: 金木犀
原産: 中国
用途: 中国原産の雌雄異株の常緑小高木。わが国には雄株のみといわれています。古くから観賞用として植えられ、秋に開花、花を陰干しして、熱湯を注ぎ歯痛に用います。花を薬酒にして、不眠時などに用いられます。
学名: Osmanthus fragrans Lour. var. aurantiacus Makino
科名: ユリ科
別名: フタモジ
生薬名: キュウハク(韮白)・キュウシ(韮子)
漢字表記: 韮
原産: 東アジア原産
用途: 種子「韮子」を漢方で強精・下痢止めなどに用います。強壮・強精・下痢止めには、葉を味噌汁・味噌和え・ニラ粥・ニラ雑炊にして食べるとよい。
学名: Allium tuberosum Rottler

科名: ウリ科
別名: -
生薬名: コカ(胡瓜)
漢字表記: 胡瓜
原産: インド
用途: 世界中で野菜として栽培されるツル性の一年草。雌雄同株で夏に開花、果実を生食・調理に、キュウリ水はヘチマ水と同じように化粧水に利用されます。
学名: Cucumis sativus L.
科名: キョウチクトウ科
別名: -
生薬名: キョウチクトウヨウ(夾竹桃葉)
漢字表記: 夾竹桃
原産: インド原産
用途: インド原産の常緑高木。排気ガスが多い環境にも耐えられるので、街路樹として植えられています。葉や根に有毒成分が含まれているので注意が必要です。
学名: Nerium oleander L. var. indicum Degner et Greenwell

科名: ゴマノハグサ科
別名: -
生薬名: トウヒ(桐皮)・トウハ(桐葉)
漢字表記: 桐
原産: 中国原産
用途: 落葉高木で、初夏に美しい紫色の花が咲きます。琴や家具の材料としますが、葉や花は有毒ですので、注意が必要です。民間では樹皮・葉を腫れ物などの外用として利用されていました。
学名: Paulownia tomentosa Steudel
科名: ベンケイソウ科
別名: オウリンソウ
生薬名: -
漢字表記: 麒麟草
原産: 日本 中国
用途: 山地や岩の上に自生する多肉質の多年草。6月から8月に黄色の花が咲き、若芽は食用にします。中国で根を費菜と呼び、打ち身などに用います。
学名: Sedum kamtschaticum Fisch.
科名: バラ科
別名: -
生薬名: リュウゲソウ(竜牙草)
漢字表記: 金水引
原産: 日本、中国、台湾
用途: 和名の由来は、黄色の小花が細長い茎に咲く様子を金色の水引に見たてたものです。全草にタンニンを含んでおり、止血薬・下痢どめなどに用います。
学名: Agrimonia pilosa Ledeb. var. japonica Nakai

科名: ナス科
別名: -
生薬名: ジコッピ(地骨皮)・クコシ(枸杞子)・クコヨウ
漢字表記: 枸杞
原産: 中国
用途: 土手や藪などに自生する落葉低木。葉は枸杞葉・果実は枸杞子・根を地骨皮と呼び、疲労回復・消炎・利尿・高血圧症などに用います。
学名: Lycium barbarm L.

科名: ユリ科
別名: バラン
生薬名: チチュウホウタン(蜘蛛抱蚕)
漢字表記: 葉蘭
原産: 中国
用途: 暖地の陰地に自生する常緑の多年草。根茎を採取、摩り下ろして利尿・強心・去痰・強壮などに用います。葉は日本料理の飾りとして、特に寿司・刺身などに利用されています。
学名: Aspidistra elatior Bl.

科名: オオバコ科
別名: オンバコ
生薬名: シャゼンソウ(車前草)・シャゼンシ(車前子)
漢字表記: 大葉子 原産: 東アジア
用途: 朝露などで吸水した種子から糊のような粘液がでます。動物の足や人の靴などに付着して運ばれるので、いたるところで繁殖しています。葉を利尿に、種子を鎮咳・去痰に用います。
学名: Plantago asiatica L.
科名: クワ科
別名: クワ
生薬名: ソウハクヒ(桑白皮)
漢字表記: 桑
原産: 日本
用途: 山地に自生する雌雄異株の落葉高木。蚕の飼料として栽培されます。根は5月頃に掘り、その根皮・若葉を便秘・高血圧予防などに用います。
学名: Morus bombycis Koidz.
科名: ヒユ科
別名: -
生薬名: ケイカンカ(鶏冠花)・ケイカンシ(鶏冠子)

漢字表記: 鶏頭
原産: 東南アジア
用途: 鶏の肉冠に花が似ているので、この名前がついたようです。中国では花を乾燥させたものを鶏冠花と呼び、種子とともに子宮の止血や下痢止めなどに用います。園芸品種が多く、鑑賞用にも栽培される一年草です。
学名: Celosia cristata L.

科名: ケシ科
別名: タイツリソウ
生薬名: カホウボタンコン(荷包牡丹根)
漢字表記: 華鬘草
原産: 中国
用途: 中国原産の多年草で、日本では観賞用に栽培されています。根に鎮痛作用のあるアルカロイドが含まれ解毒に用いますが、決められた量を超さないように。
学名: Dicentra spectabilis Lem.

科名: ヒルガオ科
別名: -
生薬名: ケンゴシ(牽牛子)
漢字表記: 朝顔 
原産: アジア
用途: 主に日本で品種改良された夏の園芸植物です。初めは中国から薬用として渡来しました。種子には激しく下す「峻下作用」成分を含むので注意が必要です。
学名: Ipomoea nil Roth.

科名: キク科
別名: スエツムハナ
生薬名: コウカ(紅花)
漢字表記: 紅花
原産: 南西アジア原産
用途: 古くから、花の色素を染物や化粧品の染料に利用されてきました。最近でも口紅に用いられています。種子から採るベニバナ油は健康油として利用されています。
学名: Carthamus tinctorius L.

科名: ミカン科
別名: シコロ
生薬名: オウバク(黄柏)
漢字表記: 黄肌
原産: 日本、朝鮮半島、中国;東北部、北東アジア
用途: 幹の内皮が黄色なのでキハダと呼ばれます。内皮はとても苦く、百草・陀羅尼助・練熊は黄柏エキスを主体とした、昔から伝えられている健胃薬です。
学名: Phellodendron amurense Rupr.

科名: ウリ科
別名: ニガウリ・ゴーヤ
生薬名: ニガウリ(苦瓜)
漢字表記: 錦茘枝
原産: 熱帯アジア
用途: 熱帯アジア原産のツル性の一年草。熟した果実の種子の赤い種皮は甘い。熟した果実を種子ともに乾燥、煎じて解毒・解熱・下痢・眼病などに用います。
学名: Momordica charantia L.

科名: モクレン科
別名: コブシハジカミ
生薬名: シンイ(辛夷)
漢字表記: 拳
原産: 日本、朝鮮半島;南部
用途: 全国に野生している落葉高木。春に白い花が咲き、この花が咲きだすと、東北地方では田畑の準備に、北関東ではサトイモの植付に、長野や京都では味噌を仕込むといわれます。蕾を蓄膿症・鼻炎などに用います。
学名: Magnolia praecocissima Koidz.

科名: ケシ科
別名: キンギンソウ
生薬名: コマクサ(駒草)
漢字表記: 駒草
原産: 日本;本州中部以北、シベリア;東部
用途: 中部以北の高山の砂礫地に自生する多年草。7月から8月に紫紅色の花が咲きます。根を強壮・利尿などに用いられましたが、現在では採集禁止となっている特別保護植物の一つです。
学名: Dicentra pergrina Makino

科名: フトモモ科
別名: クローブ
生薬名: チョウジ(丁子)
漢字表記: 丁子
原産: モルッカ諸島、ニューギニア 用途: チョウジ「丁子・丁字」は蕾を乾燥させたものです。消化促進・駆風に用いられ、防腐作用もあります。スパイスとして有名で、クローブの名前で流通しています。
学名: Syzygium aromaticum Merr. et Perry

科名: ウコギ科
別名: オタネニンジン
生薬名: チョウセンニンジン(朝鮮人参)
漢字表記: 薬用人参
原産: 東アジア
用途: 寒冷地に自生する多年草。日本でも栽培が行われ、小さい白い花が咲き、赤い果実がつきます。根は白く、滋養強壮・食欲不振・消化不良などに用います。
学名: Panax ginseng C. A. Meyer

科名: ツユクサ科
別名: -
生薬名: オウセキソウ(鴨跖草)
漢字表記: 露草
原産: 日本
用途: 道端や畑に自生する一年草。花は夏に咲き、花の汁を染め物の下絵書きに使います。開花時期の全草を乾燥し、煎じて解熱・下痢止めなどに服用します。
学名: Commelina communis L.

科名: キク科
別名: -
生薬名: タクゴ(タク吾)
漢字表記: 艶蕗
原産: 日本、朝鮮半島、中国、台湾
用途: 暖地の海岸に多く自生し、11月から12月に黄色の花が咲きます。切り傷・おでき・腫れ物に葉を火であぶって外用し、絞り汁は食中毒の解毒などに用います。
学名: Farfugium japonicum Kitam.

科名: ナス科
別名: ナンバン
生薬名: バンショウ(蕃椒)
漢字表記: 唐辛子
原産: 中部アメリカ原産
用途: タバスコなどで有名な香辛料です。七味唐辛子は、アサ・ケシ・サンショウ・ゴマ・シソなどの種子に、トウガラシの果実とチンピ「陳皮:ミカンの皮」をブレンドした薬味です。
学名: Capsicum annuum L.

科名: ウリ科
別名: カモウリ
生薬名: トウガシ(冬瓜子)
漢字表記: 冬瓜
原産: 熱帯アジア、インド
用途: 熱帯の広い範囲で自生する一年草。夏に収穫した果実が冬まで持つのでこの名があります。種子を消炎・利尿・緩下などに煎じ服用します。
学名: Benincasa hispida Cogn.

科名: セリ科
別名: オオブカトウキ
生薬名: トウキ(当帰)
漢字表記: 当帰
原産: 日本
用途: 当帰の名は「夫、当(まさ)に帰る」によるようです。病弱な奥さんが、健康を回復したので、主人が奥さんの元へ帰った。根を婦人病一般に用います。
学名: Angelica acutiloba Kitagawa

科名: リンドウ科
別名: トウヤク
生薬名: トウヤク(当薬)
漢字表記: 千振
原産: 日本、朝鮮半島、中国
用途: 苦味が大変強く、胃痛や腹痛によく効きといわれ重宝された。昔は胃腸薬ではなく、ノミ・シラミなどの駆除薬として用いられていました。
学名: Ophelia japonica Griseb.

科名: キンポウゲ科
別名: カブトギク
生薬名: ウズ(烏頭)・ブシ(附子)
漢字表記: 鳥兜
原産: 中国原産
用途: 世界一、有名な毒草です。花が舞楽伶人の兜に似ることから、この名前がついたようです。根をウズ「烏頭」・ブシ「附子」といい、鎮痛・鎮痙などに用います。
学名: Aconitum sp.

科名: トクサ科
別名: -
生薬名: モクゾク(木賊)
漢字表記: 砥草
原産: 北半球の温帯
用途: 寒い地方の水分が多い場所に自生するシダ性の多年草。日本では中部以北から北海道に見られます。春から夏にかけ地上部を採取、乾燥させ痔出血・腸出血の際、煎じて止血に用います。表面に固い無水ケイ酸を含み、茎に触るとざらつき、物を磨く砥石のようなので、砥草「とくさ」の名があります。
学名: Equisetum hyemale L.
科名: オトギリソウ科
別名: -
生薬名: コウカンレン(紅旱蓮)
漢字表記: 巴草
原産: 中国 東アジア
用途: 日当たり良好な草原に自生する多年草。果実を含んだ全草を煎じるか、あるいは薬用酒にして腫れ物・止血などに用います。
学名: Hypericum ascyron L.

科名: ハエドクソウ科
別名: -
生薬名: トウコツソウ(透骨草)
漢字表記: 蠅毒草
原産: 中国
用途: 林の下に自生する多年草。かつては葉や茎を刻み、ご飯つぶに混ぜて蠅をとりました。開花時期の全草を採取、煎じ液で疥癬・水虫などに外用します。
学名: Phryma leptostachya L. var. asiatica Hara.

科名: ガガイモ科
別名: -
生薬名: レンセイケイシカ(蓮生桂枝花)
漢字表記: 唐綿
原産: 熱帯アメリカ
用途: 南米原産の一年草で観賞用として栽培されています。中国では全草を利尿・扁桃炎などに用います。ただし、強心作用があるので注意が必要です。
学名: Asclepias curassavica L.

科名: ウコギ科
別名: -
生薬名: ハッカクキンバン(八角金盤)
漢字表記: 八手
原産: 日本
用途: 日本特産の植物で、日陰でもよく成育する常緑低木。民間で、乾燥した葉を風呂に入れてリュウマチに用いたほか、煎じて風邪などにも用いました。園芸品種も多く、別名をテングノウチワといいます。疫病を追い払ったり、病魔・魔よけになるとの迷信が生まれ、庭木として植えられることが多い。
学名: Fatsia japonica Decne. et Planch.

科名: シソ科
別名: ハッカ
生薬名: ハッカ(薄荷)
漢字表記: 薄荷
原産: 日本、朝鮮半島、中国、シベリア
用途: 葉から採る精油の結晶がメントール、残った液がハッカ油といいます。清涼剤として、湿布薬・歯磨き粉・チューインガム・菓子・タバコなどに用います。
学名: Mentha arvensis L. var. piperascens Malinv.

科名: ザクロ科
別名: -
生薬名: セキリュウ(石榴)
漢字表記: 花柘榴
原産: 地中海地方 インド
用途: ザクロの栽培品種で、観賞用としても植えられます。根・樹皮を駆虫などに用います。 果実はザクロ同様に利用できます。
学名: Punica granatum L.cv.pleniflora

科名: マメ科
別名: スオウ
生薬名: -
漢字表記: 花蘇芳
原産: 中国
用途: 寒さに強い落葉低木。江戸時代に渡来し、庭園の花木として栽培されます。民間で樹皮は、解毒・鎮痛・月経不順の改善などに用いられます。
学名: Cercis chinensis Bunge

科名: ドクダミ科
別名: カタシログサ
生薬名: サンパクソウ(三白草)
漢字表記: 半夏生
原産: 日本、中国、フィリピン
用途: 北海道以外に自生する多年草。夏頃、葉の表面に白斑が出現するので、カタシログサ「片白草」とも言われ、江戸時代にはハンゲ「半夏」とも言われるようになりました。利尿には全草を煎じ服用、はれものには外用とします。
学名: Saururus chinensis Baill.

科名: トウダイグサ科
別名: ヒマ
生薬名: ヒマシ(蓖麻子)
漢字表記: 唐胡麻
原産: 熱帯東アフリカ
用途: ヒマと呼び、下剤に利用されるヒマシ油をとる植物です。機械類の潤滑油として利用されていた。特に、戦時中は飛行機の潤滑油のために栽培されました。
学名: Ricinus communis L.

科名: キク科
別名: フキノトウ
生薬名: ホウトウサイ(蜂斗菜)
漢字表記: 蕗
原産: 日本、朝鮮半島、中国
用途: 古くから葉柄「ようへい」を食用にしている日本の野菜です。早春に芽吹く花茎もフキノトウと呼んで食用にします。中国では根茎を薬用として用いています。
学名: Petasites japonica Miq.

科名: ケシ科
別名: ヤブケマン
生薬名: シケン(紫華)
漢字表記: 紫華鬘
原産: 日本、朝鮮半島、中国、台湾
用途: 山すそや道端に自生する2年草。花は紅紫色の筒状の唇型で、種子は熟すとはじけ飛びます。全草を腹痛に用いるが、毒草ですから注意が必要です。
学名: Corydalis incisa Pers.

科名: ヤブコウジ科
別名: -
生薬名: シキンギュウ(紫金牛)
漢字表記: 藪柑子
原産: 日本、朝鮮半島、中国
用途: 木陰に自生する常緑低木。葉は輪生、小さくて白い花が咲きます。根は横に這い、この根をシキンギュウ「紫金牛」といって、解毒・利尿などに用います。
学名: Ardisia japonica Bl.

科名: キク科
別名: -
生薬名: ホウトウサイ(蜂斗菜)
漢字表記: 山吹
原産: 日本 中国
用途: 山の斜面や小川の縁に自生する落葉低木。しなやかな緑色と黄色の花が美しいので、庭木としてよく植えられます。開花時期に花のみを摘んで、民間薬として止血などに用います。
学名: Kerria japonica DC.

科名: ヤマモモ科
別名: -
生薬名: ヨウバイヒ(楊梅皮)
漢字表記: 山桃
原産: 日本;関東以西
用途: 暖かい地方に自生する雌雄異株の常緑高木。花は春から夏に咲き、紅色で突起のある果実はジャムなどにして食用にします。樹皮の粉末は、打撲・ねんざに、煎じて下痢止めなどに用います。また染料としても利用され、これで染めた魚網は海水に強くなるといわれました。
学名: Myrica rubra S. et Z.

科名: ユキノシタ科
別名: -
生薬名: コジソウ(虎耳草)
漢字表記: 雪の下
原産: 日本、中国
用途: 山地の日陰や谷川沿いに自生する常緑の多年草。庭先にも栽培され、生の葉を腫れ物の外用・小児のひきつけ・むくみなどに民間薬として利用されてきました。また、新鮮な葉をテンプラ・おひたしとして食用にもします。
学名: Saxifraga stolonifera Meerburg

科名: ザクロ科
別名: -
生薬名: セキリュウヒ(石榴皮)
漢字表記: 柘榴
原産: 地中海沿岸;東部〜北西インド
用途: アメリカで改良されたザクロは、果実が大きく果皮は薄く甘みは強い。昔は駆虫薬としましたが、現在は利用されていません。果皮は褐色染料になります。
学名: Punica granatum L.

科名: ゴマノハグサ科
別名: -
生薬名: ジオウ(地黄)
漢字表記: 懐慶地黄
原産: 中国原産
用途: 美しい紅紫色の筒状の花が咲きます。根はアカヤジオウと同様、補血・強壮・止血などに用いられます。
学名: Rehmannia glutinosa Libos.

科名: ユキノシタ科
別名: -
生薬名: オウスイシ(黄水枝)
漢字表記: 喘息薬種
原産: 日本 中国
用途: 針葉樹林の下に自生する多年草。夏の開花時期に全草を採集、乾燥させて煎じ咳止めなどに服用します。
学名: Tiarella polyphylla D.Don

科名: ゼンマイ科
別名: コゴミ
生薬名: カンジュウ(貫衆)
漢字表記: 銭巻
原産: 中国 朝鮮
用途: 山野の湿地に自生するシダ性の多年草。若葉は淡赤褐色の綿毛に覆われていますが、成長した葉は無毛になります。若葉を食用とします。
学名: Osmunda japonica Thunb

科名: バラ科
別名: -
生薬名: ビワヨウ(枇杷葉)
漢字表記: 枇杷
原産: 東アジア;温帯
用途: 江戸時代には、ビワの葉を主とした枇杷葉湯を夏の清涼飲料としました。また、あせもができやすい時期には、葉を浴湯料としました。
学名: Eriobotrya japonica Lindl.

科名: ナス科
別名: -
生薬名: テンカ(顛茄)
漢字表記: -
原産: 南西ヨーロッパ〜西アジア
用途: ヨーロッパでは古くから栽培されている有毒植物。ベラドンナエキスは、胃腸薬に配合されるロートエキス同様に内服されるが、一般に用いるのは危険です。
学名: Atropa belladonna L.

科名: ボタン科
別名: -
生薬名: ボタンピ(牡丹皮)
漢字表記: 牡丹
原産: 中国
用途: 中国から渡来した薬用植物ですが、観賞用にも栽培されています。牡丹皮は単味で用いることはまれで、漢方処方に配合される要薬です。
学名: Paeonia suffruticosa Andr.
科名: バラ科
別名: モケ
生薬名: モッカ(木瓜)
漢字表記: 木瓜
原産: 中国原産
用途: 観賞用として、庭に植えたり盆栽にします。赤・桃・白色などの花色があり、秋に黄色く熟した果実で、薬用酒を作り疲労回復などに用います。
学名: Chaenomeles speciosa Nakai
科名: キク科
別名: ヒグルマ
生薬名: コウジツキシ(向日葵子)
漢字表記: 向日葵
原産: 北アメリカ;中西部原産
用途: 花の直径は30cm近く、草丈も高くなります。観賞用として植えられますが、種子に含まれる油は食用・工業用に用いられるため各地で栽培されています。
学名: Helianthus annuus L.


☆・・・さ〜てTシャツの図柄に入っている生薬は:艾葉(ヨモギ)・茴香・芍薬・桔梗・葛 
     ラベル用には紅花(黄色ラベル)・(赤)紫蘇(ピンクラベル)    でした〜!

                                             10月9日 鈴木 淳子(すずき じゅんこ)記。